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 強い企業ほど「社内の種」を育てている──。日経ビジネスは4月6日号特集「種は社内にある イノベーションの新作法」で、利用価値の高い特許を企業がどの程度持っているのか、世界20社、国内20社の上位ランキングを掲載した。

 特集のDATA編に掲載したランキングはドイツの知的財産情報会社、パテントサイトが算出。過去10年に出願された特許が、2019年末までの2年間に出願された特許に引用された頻度を基に算出している。富士フイルムホールディングスはフィルム技術の特許を、欧米化粧品大手が多く引用していたことを突き止め、それが化粧品事業に参入する根拠になった。直近の引用に着目することでイノベーションを起こす可能性が現時点で高い企業のランキングと見ることができる。

36位にオンラインゲームのコロプラ

 日本の上位20社にはベスト5のソニー、トヨタ自動車、ファナック、キヤノン、デンソーをはじめ、国内の名だたるイノベーション企業が並ぶ。本誌に掲載したのは20位までだが、もう少し範囲を広げてランキングを見渡すと大手企業が並ぶ中に中堅企業も散見される。そのうちの2社の取り組みを見てみよう。

 コロプラはネットゲームなどを手掛け、スマホゲーム「白猫プロジェクト」などで知られる。今回の国内企業のランキングでコロプラは36位となり、グローバルランキングでも307位につけた。