スマートフォン決済大手のPayPayは8月19日、無料にしていた中小・個人事業主向けの決済手数料を今年10月から有料にすると発表した。最低料率は1.6%。クレジットカードや他のスマホ決済と比較して、「最安水準」としている。
ただ、今回有料化の対象となる年商10億円以下の中小・個人事業主の利益率は1~2%程度と低く、有料化で加盟店離れは避けられそうにない。加盟店の引き留め策として打ち出したのは、グーグルマップ、食べログ、LINEなど有力サービスの特徴を貪欲に取り込んだ「いいとこ取り」だった。

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