(写真:Shutterstock)
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 「いつまで特権意識に寄りかかった殿様商売を続けるつもりなのか」──。

 公正取引委員会の幹部はこう言って、銀行業界に対するいら立ちを隠さない。金融とITを融合したフィンテック市場を、公取委が再び調査することになったのだ。

 菅久修一事務総長は3月30日の記者会見で「ある程度、動いている業界。前回調査の報告書が出た(2020年4月の)時点で、必要があればフォローアップの調査をすることを考えていた」と説明した。

 確かに公取委の再調査は珍しいわけではないが、2年もたたないタイミングとスパンの短さが目立つ。そこには「これ以上は銀行の好き勝手を看過できない」(前出の公取委幹部)という強いメッセージが垣間見える。

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