
「最近、デフォルト(債務不履行)が多くなってきた」。ある地域金融機関の幹部はこう神経をとがらせている。新型コロナウイルスの影響が長引く中、足元でエネルギーや資材の価格上昇が取引先の業績を押し下げているためだ。
新型コロナウイルス禍で、金融機関は外食・サービス産業を中心に実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」で対応してきた。同融資は民間金融機関では終了したが、全国地方銀行協会によると、会員62行の2021年9月末の残高が約7兆5000億円ある。
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