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安倍晋三首相が28日、持病の再発を理由に辞任を表明したのは第1次政権時に受けた「投げ出し」批判の回避を優先したためだった。新型コロナウイルスへの対応で心身ともに消耗する中、最長政権の幕引きの時期を自らが設定することにこだわった。「ポスト安倍」を選ぶ自民党総裁選は菅義偉官房長官らを軸に展開される様相が強まってきた。

(写真:AFP/アフロ)

 「これから人事も国会もある。(13年前の)前回のようなことは避けたかったからね」

 安倍晋三首相は辞任会見翌日の29日、この時期に辞任を表明した理由について安堵感を漂わせながらこう語った。

 安倍首相が強く意識していたのが、第1次政権での苦い思い出だ。2007年9月、安倍首相は参院選惨敗後に内閣改造を実施。臨時国会を召集し、所信表明演説で「首相の職責を果たしていく」と強調したわずか2日後に退陣を表明した。

第1次政権で浴びた「投げ出し」批判