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 4月8日、国内4番目の携帯電話会社として正式サービスを始める楽天モバイル。いよいよNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの寡占に風穴が開き、通信料の高止まりも崩れていくのではないか──。

 そんな消費者の期待を追い風に鳴り物入りで参入したはずの同社だが、思いのほか静かな船出となりそうだ。ある楽天の関係者が耳打ちする。「契約申込件数は数十万の下の方と聞いた。想定ほど伸びておらず幹部が焦っている」

楽天モバイルが展開している広告では「仮想化」をアピールしている

 楽天モバイルの三木谷浩史会長兼CEO(最高経営責任者)が「衝撃的なプラン」と自画自賛しながら発表した「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」。データ通信がほぼ使い放題で月額2980円(税別)と、携帯大手の同様プランの半額程度に収まる。

 最大300万人までは当初1年間の月額料金を無料にするなど大盤振る舞いだが、現状は多くの消費者が飛びつくほどの武器にはなっていないようだ。