シリーズ
根津禎のシリコンバレーTech-On!

31回
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トヨタの支援が成功のカギに、「エアタクシー」の準備着々
「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動垂直離着陸機(eVTOL、イーブイトール)を手掛ける米スタートアップ(新興)企業ジョビー・アビエーションは、どのようなビジネスモデルを描いているのか。eVTOLによる移動サービスの予約アプリ…
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トヨタ出資の「空飛ぶクルマ」 日本の空へ、準備着々
「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動垂直離着陸(eVTOL)を手がける米国のスタートアップ(新興)企業「ジョビー・アビエーション」が日本市場開拓に向けた活動を活発化している。10月18日、日本におけるeVTOL機の商業運航に必…
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安心・安全を強調のアップル新製品、生活必需品を狙う
さまざまな機能を取り込むことで、生活の中にiPhoneを浸透させてきたアップル。新型機では緊急事態に対処する新たな安心・安全に関する機能を導入し、利便性の高さを強調した。約3年ぶりに開催した今秋の新製品発表会でアップルが…
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航空機に電動化の機運、ホンダやデンソーも参戦
環境負荷の低減という社会ニーズに応えるため、航空機産業にも電動化の波が押し寄せている。北米や欧州で開催された航空機の大型イベントでは、実用化を目前に控えた“電動”航空機が相次いで展示された。これまで欧米の新興企業による開…
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まるでSF映画、メタが見せたVRヘッドセットの理想形
自己を投影したアバターでインターネット上の仮想空間に没入する「メタバース」がぐっと身近になってきた。米メタプラットフォームズは大幅な小型・軽量化を実現する次世代VRヘッドセットのコンセプトモデルを発表。VR機器の活用をゲ…
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アマゾン苦しめる物流コスト高、ロボや自動運転が救世主に
物流コストや人件費の上昇が米小売業界に暗い影を落としている。米アマゾン・ドット・コムは2022年1~3月期に7年ぶりの最終赤字に転落した。背景にはコロナ禍を契機とした電子商取引(EC)の急増がある。物流のひっ迫が長期化し…
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半導体首位陥落のインテル 地政学リスク逆手に反転攻勢
欧州での半導体の製造や研究開発に合計330億ユーロ(約4兆5000億円)を投じる計画を2022年3月に発表した半導体大手の米インテル。22年に入ってから米国での新工場新設や同業の買収合意なども発表していた。かつての「王者…
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ホンダも出資、GM子会社が無人運転タクシーのサービス開始
アプリでクルマを呼ぶと誰も乗っていない自動運転車が到着し、目的地まで運んでくれる。そんなサービスが米サンフランシスコの市街地で始まった。手掛けるのは米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社で自動運転技術の開発を手掛ける米クル…
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クルマの「頭脳」を握るのは誰だ クアルコム、インテルが熱視線
自動運転やネット接続の機能を備えた「走る高性能コンピューター」へと変わろうとしている自動車。そこに熱視線を注ぐのが、これまでパソコンやスマホを主戦場としてきた大手半導体メーカーだ。スマホ向け半導体で業績が絶好調の米クアル…
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いばらの道の「メタバース」、旧フェイスブックの勝算
10月に「メタ・プラットフォームズ(メタ)」への社名変更を発表した米フェイスブック。元社員の告発などで高まる企業体質や管理体制の不備への批判をかわす狙いもあるとみられるが、長年にわたってVR(仮想現実)やAR(拡張現実)…
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「運転支援の解除は何回?」 運転者を注視するテスラの自動車保険
電気自動車(EV)メーカーの米テスラが、テキサス州で独自の自動車保険を始めた。ドライバーの運転行動を数値化したスコアを基に月ごとの保険料を定める。既に一部の保険会社が始めている「テレマティクス保険」との違いはどこにあるの…
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コロナ禍とシェアでビジネスジェット活況、ホンダは低燃費の新型機
ホンダの航空機事業子会社である米ホンダエアクラフトカンパニー(以下、HACI)が米国時間の12日、ビジネスジェットの新型機を発表した。現行機より1つ上のクラスの機体で、同クラスで「業界初」(ホンダ)となる航続距離の実現を…
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フェイスブックの「レイバン」端末 ARグラスへの地ならしに
米フェイスブックが発表した、「レイバン」ブランドの眼鏡型端末「レイバン・ストーリーズ」。1年ほど前から計画を公表していた新端末に期待するのは、将来の「ARグラス」に向けた地ならしだ。人気のサングラスを踏襲したデザインとプ…
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「ソフト重視」の真価を発揮するテスラ 自動運転機能を期間貸し
かねて「ソフトウエアファースト」の姿勢を見せてきた米テスラが、その真価を発揮しつつある。高価な運転支援機能を購入しなくても、月単位の料金を支払うことで利用できる「サブスクリプション」型のサービスを開始。「ソフトウエアファ…
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「UWB」がスマホの標準機能へ つながる機器のメーカーが熱視線
米グーグルがスマホをクルマのキーとして使えるようにすると明らかにした。スマホOSの4分の3のシェアを占めるとされる「アンドロイド」が、新しい無線通信「UWB」に対応することになる。相手と情報をやり取りするだけでなく、高精…
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アップルの紛失防止タグ、「反競争的」と競合が非難
米アップルが米国時間の4月20日に発表した紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」が波紋を呼んでいる。バッグなどに付けてスマートフォンから探せる紛失防止タグの投入は以前から噂されていたこともあり、製品を発表したことへの大…
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アップルがiPadに採用の「ミニLED」が映す未来
タブレットの最上位機種である「iPad Pro」やデスクトップパソコン「iMac」の新モデルを発表した米アップル。目を引いたのはiPad Proに採用した新しいディスプレー技術「ミニLED」だ。表示性能を高める「現実解」…
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トヨタ・ウーブン投資第1号 ウォルマートとも組む米ニューロとは
トヨタ自動車グループで、ソフトウエアやスマートシティー開発を手掛けるウーブン・プラネット・グループは、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)のウーブン・キャピタルを通じて、自動配送技術を手掛ける米国の新興企業Nu…
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アップル、5Gで自前主義加速 クアルコムとの決別狙う
「自前主義」で知られる米アップルが、5Gなど通信分野でもその動きを加速させている。同社は2021年3月、ドイツ・ミュンヘンにある拠点を拡大すると明らかにした。ミュンヘンは既に同社の欧州最大の研究開発拠点で、約40カ国から…
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GMも参戦 「空飛ぶクルマ」、米国勢が復活ののろし
新型コロナウイルスの影響で米国の航空業界は大きな打撃を受けたが、電動の垂直離着陸(eVTOL)機の開発は再び活発になってきた。ドローン分野で中国に台頭を許したことから、安全保障の観点から米空軍も実用化を支援する。早ければ…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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