米フェイスブックが発表した、「レイバン」ブランドの眼鏡型端末「レイバン・ストーリーズ」。1年ほど前から計画を公表していた新端末に期待するのは、将来の「ARグラス」に向けた地ならしだ。人気のサングラスを踏襲したデザインとプライバシー保護の仕組みで、消費者の不安を払拭できるだろうか。

サングラスの前面、左右の両端にカメラを搭載した。自分の視点で写真や映像を撮影できる
サングラスの前面、左右の両端にカメラを搭載した。自分の視点で写真や映像を撮影できる

 「電話が私たちの生活の中心ではなくなる未来に向けた重要な一歩だ」

 米国時間の9月9日、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は新しい眼鏡型端末「レイバン・ストーリーズ」をこう紹介した。

 サングラスの左右両端の上部に500万画素のカメラを備えており、フレームに配置されたボタンに触れると写真や最長30秒の映像を撮影できる。専用のスマホアプリを通じて「フェイスブック」や「インスタグラム」などのSNS(交流サイト)に投稿可能だ。

 スピーカーとマイクもフレームに内蔵する。歩きながら音楽を聴いたり、ハンズフリーで通話したりできる。北米や英国、オーストラリアなど一部の国で、レイバンのオンラインストアや店舗を通じて販売を始めた。

米スナップも挑むが普及には至らず

 最大の特徴は、眼鏡大手の仏エシロール・ルクソティカと共同で、人気ブランド「Ray-Ban(レイバン)」の製品として開発したこと。レイバンのサングラスのデザインを踏襲しながらカメラやスピーカーなどの部品をフレームに内蔵し、価格も299ドルからと手ごろな水準に設定した。

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