米新興企業が続々と物流テックの新技術を紹介

ボストン・ダイナミクスの「Stretch(ストレッチ)」の製品版
ボストン・ダイナミクスの「Stretch(ストレッチ)」の製品版
「Stretch」によるデモ。床に積まれた段ボールを把持してベルトコンベヤーに載せていた
「Stretch」によるデモ。床に積まれた段ボールを把持してベルトコンベヤーに載せていた

 実際、850社以上が出展したMODEXは大盛況だった。来場者数は、新型コロナウイルスの影響がなかった18年開催に比べ2割増の約3万7000人。1月に米ラスベガスで開かれた世界最大級のテクノロジー見本市「CES」の4万人強と比べると、MODEXへの注目度の高さがうかがえる。

 とりわけ注目を集めたのは、新興企業が開発した「ロボティクス技術」や「自動化技術」だ。例えば、4足歩行ロボット「スポット」で知られる米ボストン・ダイナミクスは、最大50ポンド(約22.7キロ)の荷物を運べるピッキングロボット「Stretch(ストレッチ)」の製品版を出展。導入すれば倉庫管理の自動化が実現できるという。

 ストレッチのブースには人だかりができており、床に積まれた段ボールを把持してベルトコンベヤーに載せるデモに熱視線を送っていた。ストレッチは既に、独物流大手ドイツポストDHL傘下の企業が1月に1500万ドル分を発注している。22年の納品分は既に完売しており、23~24年出荷分の予約が始まっている。

米新興企業オサロの自動梱包ソリューション。手前側のピッキングロボットで物品を把持して、隣の自動梱包機に入れる
米新興企業オサロの自動梱包ソリューション。手前側のピッキングロボットで物品を把持して、隣の自動梱包機に入れる

 展示会場では自律型無人搬送ロボット(AMR)を活用した「自動倉庫システム」も散見された。出展者はノルウェーのオートストアや仏エクソテック、中国の北京極智嘉科技(ギークプラス)などだ。一風変わったところでは、米サンフランシスコの新興企業オサロがピッキングロボットと自動梱包機を組み合わせた自動梱包ソリューションを展示した。

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