情報セキュリティー業界では北朝鮮の秘密情報機関、偵察総局傘下の180部隊が外貨獲得専門のサイバー部隊だと広く信じられている。これに対してシールズ氏は偵察総局傘下のラボ110という別のサイバー部隊が外貨獲得に専念していると主張する。情報セキュリティー業界でラザルスと呼ばれるハッカー集団こそがラボ110であり、隊員たちはサイバー攻撃を仕掛けながら、表ではソフト開発を通じて外貨獲得にいそしんでいるという。
日本で稼いだ資金で兵器開発
日本にとって人ごとではない。北朝鮮によるソフト開発の受注活動は日本に及ぶ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1022文字 / 全文2353文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「吉野次郎のサイバー事件簿」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?