ロシア軍がウクライナ国境近くに10万人規模の部隊を展開している。プーチン大統領が軍事侵攻を決断すれば、武力攻撃とサイバー攻撃を組み合わせた「ハイブリッド戦争」に発展する可能性が高い。非友好国のサイバー攻撃能力を調査している米情報セキュリティー会社、マンディアントのジョン・ハルクイスト副社長に、ロシアの出方を占ってもらった。

「武力攻撃とサイバー攻撃を一体的に仕掛ける可能性が高い」と語る米マンディアントのジョン・ハルクイスト副社長
「武力攻撃とサイバー攻撃を一体的に仕掛ける可能性が高い」と語る米マンディアントのジョン・ハルクイスト副社長

ロシアがウクライナに軍事侵攻した場合、どのようなサイバー攻撃を仕掛けると考えていますか?

米マンディアントのジョン・ハルクイスト副社長(以下、ハルクイスト氏):サイバー攻撃によって通信や交通、物流などの重要インフラに障害を発生させ、ウクライナ軍の動きを鈍らせようとする可能性があります。ウクライナ企業を狙ったコンピューターウイルスを拡散させるかもしれません。この場合、国境を越えて感染が拡大する恐れがあります。こうした破壊的なサイバー攻撃や情報操作を通じて、社会を混乱させるだけでなく、ウクライナ国民の士気も下げようとするはずです。

情報操作とは?

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