シリーズ
グルメサイトという幻

この記事の著者
-
もう1つのGo To問題(前編)「グルメサイトが焼け太り」
新型コロナ禍に苦しむ外食店を支援するための「Go Toイート」事業が、グルメサイトの草刈り場に成り果てようとしている。あまりにグルメサイトを優遇する制度設計に、関係者から反発の声が上がっている。
-
「豚組」も閉店、外食「成功の方程式」がコロナで暗転
繁華街の好立地、グルメサイトによる新規集客、満席の店内など外食経営の「勝ち組の方程式」は、新型コロナ禍で通用しなくなっている。そんな中、東京・六本木の豚しゃぶ店が閉店し、「オンラインへの引っ越し」を決断した。その理由とは…
-
「食べログはミシュランになりたいのか?」古参レビュアーの戸惑い
グルメサイトと外食店の共存関係のほころびをテーマにした連載「グルメサイトという幻」。業界トップの食べログに対する外食店の不満を取り上げてきたが、口コミを投稿する複数の有名レビュアーからも店舗を評価する点数システムの現状に…
-
コロナで拡大「インスタ経済圏」が揺るがすグルメサイト勢力図
インスタグラムがグルメサイトのポジションを脅かしている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インスタグラムがテークアウトの注文受け付けなど飲食店向け機能を充実させ、使い勝手が高まった。有料広告型のグルメサイトは、交流機能…
-
新型コロナで加速するグルメサイト離れ、今こそ外食支援を
新型コロナウイルスの感染拡大で危機にある外食店が、グルメサイトに契約解除や手数料の減額を求めている。外出自粛で売り上げが激減し、グルメサイトに支払う手数料は家賃と同様に重い負担となっている。グルメサイト側は一時的に手数料…
-
公取委がグルメサイト調査「利用者の9割が実態知らず」
公正取引委員会は3月18日、グルメサイトと飲食店の取引実態に関する調査報告書を発表した。これまで本連載で取り上げてきた店舗の評価・点数や、インターネット予約システムなどについて外食店が抱く不満の構造を明らかにし、「飲食店…
-
グルメサイト元社員座談会「我々はサイトのここを見ている」
外食業界を共に盛り上げてきたグルメサイトと外食店の関係の変化を追ってきた本連載。掲載中の3月18日には、公正取引委員会がグルメサイトに関する調査報告書を発表し、「飲食店に対して取引上、優越的地位にあるといえる飲食ポータ…
-
意外と間違うグーグルマップ、外食が注目するYextとは
グルメサイトに代わってグーグルマップで行きたいお店を探すユーザーが陥りがちな落とし穴が「誤情報」問題だ。グーグルには、店舗関係者以外から情報の修正を受け付けたり、SNS(投稿サイト)などウェブページから集めた情報を反映…
-
ネット予約でも残る電話対応、席在庫を巡る外食店の苦悩
飲食店のグルメサイト離れの背景には、インターネット予約の「限界」もある。ホテルや航空機など観光業界で先駆けて広がったインターネット予約だが、飲食業特有の座席事情に加え、グルメサイト同士の競争が利便性向上の壁になっている。
-
揺らぐ食べログ1強、「点数はもう気にしない」
グルメサイト業界で「1強」と称される食べログ。2005年の登場以来、外食店が支払う手数料次第で掲載順が変わる従来型サイトと対照的な「客観的な口コミ」がユーザーと外食店の信頼を勝ち取ってきた。しかし、その礎である評価の信…
-
外食店で始まった「脱グルメサイト」、揺らぐ共存共栄
外食業界を共に盛り上げてきたはずの外食店とグルメサイトの蜜月関係が崩れようとしている。グーグルやSNS(交流サイト)の口コミで食べたいものを調べるユーザーが増えて集客力が低下し、グルメサイトに支払う手数料が見合わないと感…