動画に音楽、車、衣服、家具──。様々な分野で広がるサブスクリプション(定額課金)サービスが、都心のビルにも登場した。三井不動産は、東京・日本橋の商業施設「COREDO(コレド)」などに入居する外食店で使えるサブスクを始めた。

三井不動産は、グループの拠点である日本橋エリアのビルでサブスクをスタートした
三井不動産は、グループの拠点である日本橋エリアのビルでサブスクをスタートした

 コロナ禍前の複合ビルでは、インターネット通販の隆盛に対抗するため、あえて「来場しなければ体験できない」テナントとして外食店を増やす傾向があったが、コロナ禍でオフィスワーカーと来街者のいずれも減少。ビルの核である外食店のシャッターが下りてしまえば、施設の活気が失われかねない。外食支援は、ビルの価値を左右する課題になりつつある。

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