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 グルメサイトに代わってグーグルマップで行きたいお店を探すユーザーが陥りがちな落とし穴が「誤情報」問題だ。グーグルには、店舗関係者以外から情報の修正を受け付けたり、SNS(投稿サイト)などウェブページから集めた情報を反映したりする機能があるためで、営業時間や場所の間違いは外食店にとって客離れを招きかねない深刻な問題だ。そこで注目を集めるのが米Yext(イエクスト)。グーグルやインスタグラムなどの掲載情報を一括更新でき、「グルメサイトキラー」になり得るポテンシャルを秘める。

「お店の情報が変更される頻度が異常に多い」「いつのまにか閉業になっている」

 グーグルマップなどの情報を管理するためのツール「グーグルマイビジネス」のヘルプコミュニティーには、飲食店などから様々な悩みが投稿されている。営業時間や店舗名、電話番号の間違いのほか、地図で表示されないという問題が起きることもある。

グーグルマップの飲食店情報には間違いも散見される(写真:shutterstock)

 なぜ間違いが生まれるのか。理由の1つが第三者の介入だ。グーグルマップに掲載される店舗情報欄には、「情報の修正を提案」というボタンがある。グーグルにログインしたユーザーがクリックすると、名前(店名)、カテゴリ(居酒屋など業態)、グーグルマップの位置(住所)、営業時間、連絡先(電話番号)、メニュー、インターネット予約の方法などの変更を申請できるようになっている。

 店舗関係者からではない提案であっても、一定数が蓄積されると変更が反映されるようだ。グーグルマップを活用する外食業のマーケティング責任者は、「コロコロ変わるので困る。大勢が編集できるウィキペディアみたいだ」とぼやく。