国内の有望スタートアップがまた1社、海外の巨人の手中に収まる。米決済大手ペイパル・ホールディングスは現地時間の9月7日、日本で後払いサービスを手掛けるPaidy(ペイディ、東京・港)を3000億円で買収すると発表した。

Paidyの杉江陸社長兼CEO(最高経営責任者)
Paidyの杉江陸社長兼CEO(最高経営責任者)

 ペイディは電子商取引(EC)サイトで買い物をする際に、電話番号とメールアドレスを入力するだけで翌月にまとめて決済できる「後払いサービス」を手掛ける。海外では「BNPL(バイ・ナウ・ペイ・レイター)」と呼ばれ、成長期待が高いためスタートアップが相次ぎ誕生している。

 ペイディは2021年3月に1億2000万ドル(約132億円)を調達し、推定企業価値が13億ドル(約1430億円)に到達。日本では数少ないユニコーン(企業価値10億ドル超の未上場企業)の1社だった。ペイパルが3000億円で買収することで、ペイディの企業価値は半年で倍増した計算だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2241文字 / 全文2651文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

世界の頭脳に学ぶウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「白壁達久のネット企業盛衰記」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。