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山田進太郎社長CEO率いるメルカリは「最悪期を脱したのではないか」との見方が投資家の間に広がったが……(写真:共同通信)

 メルカリの株価が急騰している。8日に一時2995円をつけ、2日連続で年初来高値を更新した。1カ月で株価は5割上昇し、2019年8月以来の「3000円超え」も視野に入ってくる水準まで戻した。

 4月30日に発表した決算は、一見すると赤字の拡大を示すものだった。20年6月期通期の連結営業赤字は230億~250億円となり、前期(121億円の赤字)の2倍前後に膨らむ計算になる。

 それでも株価が上がる理由は、投資家の間に「最悪期を脱したのではないか」(国内運用会社のファンドマネジャー)との見方が広がったからだ。20年4~6月期(第4四半期)は足を引っ張っていた「2つの事業の赤字」が縮小する。キャッシュレス決済サービス「メルペイ」事業と、米国メルカリ事業のことだ。