シリーズ
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」

-
ウクライナ避難民400万人超え、東欧「次は我が身」の恐怖も
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、3月29日時点で国境を越えたウクライナ避難民が400万人を超えた。東欧諸国では避難民の受け入れが限界に近づきつつある。
-
ルノーは現地工場の稼働止めず 足並み乱れる欧州勢のロシア離れ
ロシアのウクライナ侵攻激化で、西側諸国の企業がロシアとの関係を見直している。ただ大半は営業の一時停止で様子を見ている段階だ。欧州企業の「ロシア離れ」は、足並みが乱れている。
-
「震え、泣き続けた」ウクライナ19歳女性が語った祖国への思い
ウクライナからの避難民が250万人を超えた。それぞれにどのような危険が及び、どのように逃げてきたのか。キエフの大学に通う19歳の女性、ナスティア・ネレップさんがインタビューに応じてくれた。家族はロシアの支配地域に非常に近…
-
ロシア依存の代償を払う欧州 原発か石炭か、苦渋の選択
ロシアへの経済制裁の代償は、燃料などの価格上昇によって欧州の市民生活に重くのしかかり始めた。ドイツを中心にガス・石油でロシアへの依存度を高めてきたことの結果だ。欧州はどのようにロシアから「自立」するのか。
-
ウクライナから極限の避難 現地で見た国境越えの様相
ウクライナ避難民は3月6日までに150万人に達した。それぞれの物語があり、全ては伝えられないが、日経ビジネスの取材班が見た国境の様子を写真でお伝えする。
-
「敵はロシアよりプーチン」 戦場に戻るウクライナ人の怒りの矛先
ウクライナから逃れる人、同国に向かう人。多くのウクライナ人の話を聞くと、共通するのはロシアのプーチン大統領への怒りだ。ロシア人には同情の声すら聞かれた。
-
現地ルポ 家族と引き裂かれ祖国から逃げるウクライナ人たちの悲憤
ロシアがウクライナに侵攻してから、国境を越え隣国に逃れる避難民が増え続けている。ウクライナの人々はどのように戦争から逃れてきたのか。隣国はどのように受け入れているのか。その最前線を追った。
-
ユーグレナ出雲社長に聞く、アジアのバイオ燃料で500億円の勝算
ユーグレナが2026年から年間25万キロリットル分のバイオ燃料を生産し、500億円の売上高を目指すと発表した。スタートアップが燃料事業に参入するのは前例が少ない。同社の出雲充社長にその戦略を聞いた。
-
ロシアがウクライナに全面侵攻 欧米の経済制裁はどこまで効くか
ロシアがウクライナに全面的な軍事侵攻を始めた。欧米各国は経済制裁を発表したが、ロシアは侵攻の手を緩める気配はない。さらなる経済制裁は欧米各国にとってもろ刃の剣になり得る。
-
一線を越えたプーチン氏 世界が身構える「ウクライナ発インフレ」
ロシアのプーチン大統領は2月21日、ウクライナ東部の2地域について独立を承認したと発表した。2つの地域とは親ロシア派武装勢力が実効支配する「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」で、それぞれが一方的に独立を宣言し…
-
「インフレの原因は再エネやEVではない」IEAトップに聞く
再生可能エネルギーなどクリーンエネルギーへの大規模投資を呼びかける国際エネルギー機関(IEA)は、欧州のインフレの原因をどのように分析しているのか。原子力発電をどのように位置付けているのか。フランス・パリの本部でIEAト…
-
欧州の「対コロナ戦」が転換点に 感染者急増でも封鎖より共生
欧州では昨年後半から新型コロナウイルス感染が急拡大し、各国で1日当たりの感染者数が過去最高を更新し続けた。それでも厳しい規制導入は限定的で、2021年10〜12月期の経済成長率は前期比0.3%増(速報値)となった。特に感…
-
英国でガス会社の半数破綻 家庭向け電気・ガス料金が2倍も
欧州でガス価格が高騰し、英国の小売事業者はわずか半年で半数以上が経営破綻した。英政府が上限価格を設定しても、消費者の負担は増え続けている。英国はどのようにガス危機を乗り越えようとしているのか。
-
日本は再エネ先進国になれるのか? ユーグレナとレノバの社長が語る
日経ビジネスLIVEでは、2月28日(月)18:00~19:00に「日本は再エネ先進国になれるのか?~注目の経営者に聞く」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、バイオ燃料の大量生産に挑むユーグレナの出…
-
IEAトップに聞く ウクライナ情勢緊迫でロシアからガス調達は?
ウクライナ情勢を巡る緊張が高まっている。ロシアがウクライナへの軍事侵攻に踏み切れば、欧州向けの天然ガス供給量が減少し、天然ガス価格が高騰する懸念が高まっている。昨年から続く欧州の天然ガス危機はどうなるのか。国際エネルギー…
-
日本と対極 英国でマスクが嫌われる文化的背景とは
日本と英国では、マスク着用率が大きく異なる。日本では屋外でもマスクを着用している人が多いが、英国ではマスク着用に関するルールを守らない人が多い。その文化的な背景を探ってみた。
-
コロナ感染者1日20万人超でも 英国がむしろ規制を緩和する理由
英国では1月4日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者数が20万人を超えた。それでもジョンソン首相は、新たな規制を導入せず、3回目のワクチン接種を進めている。変異ウイルス「オミクロン型」が広がりつつある日本にとって…
-
フォルクスワーゲン技術トップ「EV利用でエネルギー供給企業に」
世界のEV用電池を巡る競争が過熱している。ドイツのフォルクスワーゲンは、2030年までに欧州で年間240ギガワット時を確保する。どのように膨大な量の電池材料を調達し、電池を生産するのか。VWグループで電池事業を統括するト…
-
独メルセデスCOO「2025年までにエンジン投資ほぼゼロに」
ドイツ・ダイムラーの高級車事業会社、メルセデス・ベンツがEVシフトを急いでいる。今年7月には、市場環境が許せば2030年にすべての新車販売をEVに切り替えることを宣言した。他社に先駆けたEVシフトには、どのような勝算があ…
-
オミクロン型で試される英国のコロナ共生路線 日本の出口戦略は
世界が新型コロナウイルスの「オミクロン型」への対応に揺れている。同型は感染力が高いとみられており、各国が入国規制などを強化している。ほとんどの規制を撤廃した英国と、行動制限を続けてきた日本は、どのようにオミクロン型に向き…