石油・ガス産業の雇用減少を支える
ニステッドで洋上風力発電の取材を終えると、先ほど触れたエスビアウ港まで車を走らせる。ここでも港湾関係者の大きな関心の的は雇用だ。
エスビアウでは、1960年ごろまで漁業関係者が1万人近く働き、街の経済を支えていた。80年代からそれに代わる産業として、石油・ガス産業が台頭する。最盛期の2010年ごろには1万2000人近くが同産業に従事した。しかし、それも少しずつ減少している中で、エスビアウが期待するのが風力発電産業だ。徐々に雇用が増え続け、4000人を超えつつある。

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