内燃エンジン技術者が学んだ研修プログラムとは

 イエーツさんは現在、EVの動力機構であるeアクスル向けインバーターのソフトウエア開発に従事している。これは、車両をどのように制御するかというEVの心臓部ともいえるソフトウエアだ。「新しい時代を切り開くEVエンジニアとして働くことに興奮している」と話す。

 2つの仕事を同時並行で進める忙しい日々を送っているという。まず1つは、開発の最終段階のソフトがあり、製造現場にEV向けのソフトウエアのサンプルを持ち込み、生産部門の人たちと量産に向けた準備を進めている。もう1つは、プロトタイプのソフトウエアのバグを見つけ出し、解消することだ。

EV関連のソフトウエア部門で働くセリーナ・イエーツさん。20年までは内燃エンジンのエンジニアだった
EV関連のソフトウエア部門で働くセリーナ・イエーツさん。20年までは内燃エンジンのエンジニアだった

 だが、数年前までは全く違う仕事に従事していた。イエーツさんは英国の大学で機械工学を学び、15年にボッシュに入社。それ以降、英国とドイツで内燃エンジンのエンジニアとしてキャリアを積んできた。

 ボッシュがEV関連の事業を強化するに従い、イエーツさんはEV関連の仕事に携わることを自ら希望。そこで20年11月から3カ月間、ボッシュの「Mission to Move Electrification Intense」というEV技術者育成の研修を受けた。

3カ月間、週3回の研修でEVの知識をたたき込む

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 2022年2月24日――。ロシアがウクライナに侵攻したこの日、私たちは「歴史の歯車」が逆回転する光景を目にしました。それから約1年、国際政治と世界経済の秩序が音を立てて崩壊しつつあります。  日経ビジネスLIVEは2月22日(水)19時から、「ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済『窮乏化』を阻止せよ」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、みずほ証券エクイティ調査部の小林俊介チーフエコノミストです。世界秩序の転換が日本経済、そして企業経営にどんな影響を及ぼすのか。経済分析のプロが展望を語ります。視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。 

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