欧州で電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売が急増しています。2021年1~6月期の独仏英の新車販売に占めるEV・PHV比率は15~22%に上昇。9月7日からはドイツ・ミュンヘンで国際モーターショーが開幕し、欧州各社が新しいEVや戦略を発表する予定です。欧州は官民一体で世界のEV産業の覇権を握る野心を隠そうとしていません。

 日経ビジネスの8月2日号特集「EV覇権 欧州の野望」で、その全貌を紹介しましたが、状況は刻々と変わっています。自動車関連で幅広い雇用を抱える日本の産業界は、欧州のEVシフトをどのように捉えるべきでしょうか。

 日経ビジネスLIVEでは、9月15日(水)16:00~17:00に「電気自動車で日本は勝てるのか~欧州の野望を読み解く」と題してウェビナーを生配信する予定です。欧州はどういった政策で自動車の電動化を後押ししているのか、日本勢にどのような影響を及ぼすのか……。日欧の自動車業界に精通する伊藤忠総研・上席主任研究員の深尾三四郎氏と、ZFジャパン社長の多田直純氏が、EVシフトの現在と未来、新たなビジネスチャンスについて語り合います。

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脱炭素時代のオピニオンリーダー

<span class="fontBold">深尾 三四郎氏</span><br>伊藤忠総研・上席主任研究員 1981年生まれ。2003年10月、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)地理環境学部環境政策・経済学科卒、環境政策・経済学士(BSc) 取得。同月、野村証券に入社し、自動車セクターのアナリストとして金融研究所(現・金融経済研究所)に所属。05年7月、英HSBC証券のアナリストとして自動車部品業界の調査・分析・投資助言に従事。09年3月、米Asian Century Quest Capital(ACQ)に入社し、シニアアナリストとして日本・韓国・台湾の株式調査・分析・投資助言に従事。12年7月、香港PAG(太盟投資集団) に入社し、シニアアナリストとして株式運用部に所属。14年3月、浜銀総合研究所に入社し、主任研究員として自動車産業の調査・分析活動に従事。19年8月から現職。主な書籍に『モビリティ2.0-「スマホ化する自動車」の未来を読み解く』、『モビリティ・エコノミクス - ブロックチェーンが拓く新たな経済圏』(ともに日本経済新聞出版)
深尾 三四郎氏
伊藤忠総研・上席主任研究員 1981年生まれ。2003年10月、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)地理環境学部環境政策・経済学科卒、環境政策・経済学士(BSc) 取得。同月、野村証券に入社し、自動車セクターのアナリストとして金融研究所(現・金融経済研究所)に所属。05年7月、英HSBC証券のアナリストとして自動車部品業界の調査・分析・投資助言に従事。09年3月、米Asian Century Quest Capital(ACQ)に入社し、シニアアナリストとして日本・韓国・台湾の株式調査・分析・投資助言に従事。12年7月、香港PAG(太盟投資集団) に入社し、シニアアナリストとして株式運用部に所属。14年3月、浜銀総合研究所に入社し、主任研究員として自動車産業の調査・分析活動に従事。19年8月から現職。主な書籍に『モビリティ2.0-「スマホ化する自動車」の未来を読み解く』、『モビリティ・エコノミクス - ブロックチェーンが拓く新たな経済圏』(ともに日本経済新聞出版)

 伊藤忠総研の深尾氏は、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、環境政策・経済学士を取得。担当教官が欧州排出権取引の制度設計に携わっており、欧州のルールメイキングのダイナミズムを理論と感覚の両面で学んできました。

 欧州の政策担当者と接点を持ち、政策動向や今後の経営判断に鋭い指摘を投げかける脱炭素時代のオピニオンリーダーです。また欧州委員会や中国政府機関も加盟するブロックチェーンの国際コンソーシアム「MOBI」で理事を務め、最新の技術動向にも精通しています。

 10月には『モビリティ・ゼロ―脱炭素時代の自動車ビジネス』(日経BP)を出版する予定です。同著では世界の最新動向を盛り込みながら、日本の産業界に対する問題提起だけではなく、カーボンニュートラルに向けた産業や企業が取るべき攻略法も示しています。

CATLの実力をいち早く見抜いた経営者

<span class="fontBold">多田 直純氏</span><br>ZFジャパン社長 1961年生まれ。86年、大阪工業大学応用化学科卒業。同年、ボルグ・ワーナー・オートモーティブに入社。01年、ボッシュに入社し、要職を歴任。16年、テネコジャパンに入社し、マネージング・ディレクターに就任。17年、コンテンポラリー・アンプレックス・テクノロジー・ジャパンのリージョナル・プレジデント兼取締役、19年から現職。
多田 直純氏
ZFジャパン社長 1961年生まれ。86年、大阪工業大学応用化学科卒業。同年、ボルグ・ワーナー・オートモーティブに入社。01年、ボッシュに入社し、要職を歴任。16年、テネコジャパンに入社し、マネージング・ディレクターに就任。17年、コンテンポラリー・アンプレックス・テクノロジー・ジャパンのリージョナル・プレジデント兼取締役、19年から現職。

 ZFジャパン社長の多田直純氏は、自動車サプライヤーに長年携わってきました。自動車部品で世界最大手の独ボッシュでは、エンジンや電動技術の開発に取り組みました。

 17年には中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)の日本法人社長に就任。社長就任を打診された際には、まだ世界的には実績の少なかったCATLの本社で創業者と面談、社員の働きぶりを観察し、同社の躍進を確信します。その後、同社と日本の自動車メーカーとの取引を橋渡しする役割を担いました。

 19年10月に自動車部品の世界大手である独ZFの日本法人社長に就任。EV時代の新しいビジネスモデルを模索しています。

ウェビナー開催、EVはどうなる? 欧州の野望を読み解く
<span class="fontBold">「日経ビジネスLIVE」とは:</span><br>「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト
「日経ビジネスLIVE」とは:
「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト

開催日:2021年9月15日(水)16:00~17:00
テーマ:電気自動車で日本は勝てるのか~欧州の野望を読み解く
講師:伊藤忠総研 深尾三四郎・上席主任研究員
   ZFジャパン 多田直純社長

会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(ライブ配信)
主催:日経ビジネス
受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)。

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この記事はシリーズ「大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。