接種後6時間ほどで急な悪寒

 英国では1日に10万~50万人がワクチン接種を受けている。医学生など幅広い医療関係者が接種担当を受け持ち、システマチックに接種を進めていることが、体験してよく分かった。また、国民医療制度(NHS)に登録している人は誰でも無料で接種を受けられる。居住者のほぼ全てがNHSに登録し、各人の電子データが共有されていることも、接種のスピード向上につながっている。

 その後は特に違和感がなく日中を過ごし、子供の送り迎えなどで歩き回ることもあった。

 しかし、接種からおよそ6時間たった午後8時半ぐらいから異変が生じる。息子とチェスを指していると、体にだるさを感じ始める。「少し副作用が出たのかな」と思い、シャワーを浴びて早めに寝ようかと考えていると急に悪寒が襲ってきたので、シャワーをやめて布団に潜り込んだ。

 喉が渇くので水をとりに行きたいが、悪寒で布団から出るのがおっくうだ。ガタガタ震えながら、体温を測ると38.6度。体温調整機能がおかしくなっている。つい1時間ほど前まであまり症状を感じなかったのに、急に副作用が出た。最初は「ワクチンが効くための前向きな反応だ」と考える余裕があったが、次第にそれもなくなっていく。

 夜中は喉の渇きと高熱で時折目が覚め、翌朝を迎えた。悪寒はなくなったが、体温を測ると38.5度で前の晩とほとんど変わっていなかった。昼になっても熱が下がらないので、ワクチンの説明書に書いてあった解熱鎮痛剤「パラセタモール」を購入、服用した。すると、徐々に熱が下がり、夕方には37.5度に。熱が下がると、今度は頭痛が気になり始めた。結局、この日は横になって過ごすことが多かった。

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