ボランティアが避難民を全面的にバックアップする

国境からは大型バスに乗り込み、中継地点の駐車場にやってくる。ボランティアがそれぞれの行き先を示したプラカードを掲げる。ポーランドの「ワルシャワ」や「クラクフ」だけでなく、ドイツの「ミュンヘン」、チェコの「プラハ」など欧州各地の行き先が表示されている。

駐車場でも臨時のテントが設けられ、暖をとっていた。多くの人が、国境の街からポーランド国内や欧州各地に移動する。すぐに迎えが来ない避難民などがテントで一時休憩している。

駐車場も支援物資であふれる。ボランティアたちは様々な役割を積極的にこなしていく。スープを持ち運び、避難民にふるまう人も。ポルトガルからエストニアに留学している最中に、ボランティアとして駆けつけたという学生もいた。

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