イタリアで、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。

 2月中旬から感染拡大が始まり、世界保健機関(WHO)によると、3月2日までに1689人の感染者と35人の死亡が確認された。直近24時間で感染者が561人増え、世界最多の増加数となった。中国から離れた場所でも感染が拡大することが分かり、世界的な緊張感の高まりの一因になっている。

 感染者は北部の経済都市ミラノがあるロンバルディア州に集中している。そのため北部の11の自治体を封鎖し、必死の封じ込めを実施しているが、感染拡大が止まらない状況だ。ロンバルディア州の医療従事者も感染が増え、医療体制が逼迫していると報じられている。

新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖されたイタリア北部の自治体の周辺では、イタリアの軍隊が出動し、人の出入りをチェックしている(写真:AFP/アフロ)

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2203文字 / 全文2506文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。