シリーズ
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」

136回
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フェラーリCEO「EVでソフト投資急増せず。水素エンジン開発も」
イタリアの高級車メーカーであるフェラーリは、2025年に同社初となる電気自動車(EV)を発売する予定であり、30年には新車販売に占めるEV比率を4割にする目標がある。フェラーリはEVでどのような特長を出し、利益率を高めて…
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フェラーリ本社で見た魂のエンジン、「30年にEV4割」の勝算は?
内燃エンジン車のイメージが強い会社は、どのようにEVに移行するのか──。エンジンに強みを持つ世界屈指の高収益企業であるイタリア・フェラーリがEVの開発を進めている。現状とその戦略を探るために、イタリア・マラネッロにある本…
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EV販売比率80%超のノルウェー、気になる日本車の存在感は?
ノルウェーで新車販売に占める電気自動車(EV)の割合の上昇が加速し、2022年3月には86%に達した。では、実際にEVはどのように使われているのか。首都オスロでEVユーザーを直撃した。
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エマニュエル・トッド氏「日本はウクライナ戦争から抜け出せ」
フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏はウクライナ戦争の終結への道筋をどのように見いだしているのか。また、ウクライナ戦争に対する日本の対応をどのように評価しているのか。ロングインタビューの後編をお届けする。
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エマニュエル・トッド氏「第3次世界大戦が始まった」
ソ連崩壊やトランプ大統領誕生を言い当てたフランスの歴史学者であるエマニュエル・トッド氏は今、どのようにウクライナ戦争を見ているのか。前編と後編に分けてトッド氏へのインタビューをお届けする。
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VWのCFOに聞く EVとエンジン車、利益率はいつ同じになる?
世界の自動車大手の中でも特に電気自動車(EV)シフトに積極的なドイツのフォルクスワーゲン(VW)は、いつ頃までにEVと内燃エンジン車のコストを同等にするのか。また、どのような戦略で実現するのか。アルノ・アントリッツ最高財…
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ユニクロ、英アパレル撤退地に大型店 鬼門の欧州で意外な攻勢
4月21日、ファーストリテイリングは英ロンドンでカジュアル衣料店「ユニクロ」の大型店をオープンさせた。同社にとって欧州は苦戦が続いた鬼門であり、大型店の出店は欧州強化の象徴になりそうだ。
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仏大統領選に再選のマクロン氏、エリートは国をまとめられるか
4月24日、フランス大統領選の投開票が実施され、現職のマクロン大統領が再選された。ただ、極右国民連合のルペン氏は前回より得票率を伸ばし、有権者の中でエリート主導の政治への反発が強まっていることがあらわになった。
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アウディ技術トップに聞く ウクライナ戦争でEVシフトどうなる?
ロシアがウクライナに侵攻し、自動車の電気自動車(EV)シフトの行方が注目されている。自動車用燃料の価格が上昇する一方、EVに不可欠なニッケルの価格も急騰している。アウディの技術開発担当取締役のオリバー・ホフマン氏に、ウク…
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「親プーチン」のハンガリー首相再選へ EUのロシア制裁に影響も
4月3日、ハンガリー議会選挙の投開票が実施され、オルバン首相率いる与党の勝利がほぼ確実になった。オルバン氏は強権的な政治手法で欧州連合(EU)と対立することが多い一方、ロシアのプーチン大統領とは良好の関係を築いている。オ…
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ウクライナ避難民400万人超え、東欧「次は我が身」の恐怖も
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、3月29日時点で国境を越えたウクライナ避難民が400万人を超えた。東欧諸国では避難民の受け入れが限界に近づきつつある。
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ルノーは現地工場の稼働止めず 足並み乱れる欧州勢のロシア離れ
ロシアのウクライナ侵攻激化で、西側諸国の企業がロシアとの関係を見直している。ただ大半は営業の一時停止で様子を見ている段階だ。欧州企業の「ロシア離れ」は、足並みが乱れている。
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「震え、泣き続けた」ウクライナ19歳女性が語った祖国への思い
ウクライナからの避難民が250万人を超えた。それぞれにどのような危険が及び、どのように逃げてきたのか。キエフの大学に通う19歳の女性、ナスティア・ネレップさんがインタビューに応じてくれた。家族はロシアの支配地域に非常に近…
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ロシア依存の代償を払う欧州 原発か石炭か、苦渋の選択
ロシアへの経済制裁の代償は、燃料などの価格上昇によって欧州の市民生活に重くのしかかり始めた。ドイツを中心にガス・石油でロシアへの依存度を高めてきたことの結果だ。欧州はどのようにロシアから「自立」するのか。
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ウクライナから極限の避難 現地で見た国境越えの様相
ウクライナ避難民は3月6日までに150万人に達した。それぞれの物語があり、全ては伝えられないが、日経ビジネスの取材班が見た国境の様子を写真でお伝えする。
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「敵はロシアよりプーチン」 戦場に戻るウクライナ人の怒りの矛先
ウクライナから逃れる人、同国に向かう人。多くのウクライナ人の話を聞くと、共通するのはロシアのプーチン大統領への怒りだ。ロシア人には同情の声すら聞かれた。
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現地ルポ 家族と引き裂かれ祖国から逃げるウクライナ人たちの悲憤
ロシアがウクライナに侵攻してから、国境を越え隣国に逃れる避難民が増え続けている。ウクライナの人々はどのように戦争から逃れてきたのか。隣国はどのように受け入れているのか。その最前線を追った。
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ユーグレナ出雲社長に聞く、アジアのバイオ燃料で500億円の勝算
ユーグレナが2026年から年間25万キロリットル分のバイオ燃料を生産し、500億円の売上高を目指すと発表した。スタートアップが燃料事業に参入するのは前例が少ない。同社の出雲充社長にその戦略を聞いた。
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ロシアがウクライナに全面侵攻 欧米の経済制裁はどこまで効くか
ロシアがウクライナに全面的な軍事侵攻を始めた。欧米各国は経済制裁を発表したが、ロシアは侵攻の手を緩める気配はない。さらなる経済制裁は欧米各国にとってもろ刃の剣になり得る。
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一線を越えたプーチン氏 世界が身構える「ウクライナ発インフレ」
ロシアのプーチン大統領は2月21日、ウクライナ東部の2地域について独立を承認したと発表した。2つの地域とは親ロシア派武装勢力が実効支配する「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」で、それぞれが一方的に独立を宣言し…
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ファクトフルネス思考
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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