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 経営立て直しを進めているカタログ通販大手の千趣会に注目が集まっている。政府系ファンドのREVIC(地域経済活性化支援機構)が7月末に出資を引き揚げ、後ろ盾がなくなったからだ。新型コロナウイルスは巣ごもり消費を増やしているため通販業界には追い風だが、千趣会は依然として業績が厳しいまま。新たなスポンサー探しは必須とみられるが、その候補として意外な名前も浮上している。

千趣会の本社(大阪市)。2019年12月期の連結最終損益は黒字転換したが、通販事業は厳しい

 千趣会は7月末、REVICから優先株を約80億円で買い戻して消却した。REVICが7月30日に出したリリースを見ると「事業の再構築に一定のメドが立ったことから(中略)千趣会への支援を完了いたします」とある。そのまま読めば、千趣会が再建を果たしたから支援を終了したかのように見えるが、額面通りに受け止める向きはほとんどない。