「工場が完成した時点で拡張工事が決まった。これほど需要が大きいとは想定しておらず衝撃的だった」

 米フォード・モーターの広報担当者がこう説明するのは、米国で人気のピックアップトラック「F-150」の電気自動車(EV)版、「ライトニング」だ。2022年4月の生産開始前の21年12月時点で3年分の生産量に当たる約20万台を受注。22年8月初旬まで受注を止めていた。当初は最も安いモデルで4万ドル(約540万円)弱としていたが、受注再開時は「材料コストの上昇」を理由に価格を7000ドル上げた。「それでも売れる」との確信があるのだろう。

 なぜこれほど売れるのか。7月下旬、ミシガン州ディアボーンにある工場を訪問し、ヒントを見つけた。

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