若年層の方が副作用が強い?

 モデルナ製に限らず、どのワクチンを受けても何らかの副作用を経験する人は多い。筆者自身は接種後、悪寒、発熱、倦怠(けんたい)感、関節痛を経験した(前回の記事参照)。これ以外にも、頭痛、筋肉痛、吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などの副作用が一般的だという。

 だが腕が赤く腫れるのはモデルナの特徴のようだ。

 4月5日に発表された米国医師会雑誌(JAMA)の調査によると、モデルナのワクチンの1回目を接種した人の73.9%、2回目を接種した人の81.9%が注射を打った場所に何らかの副作用が出た。痛み、赤み、腫れ、かゆみなどで、痛みを訴えた人が最も多く、1回目の後は71.4%、2回目の後は78.3%だった。

 ただファイザー製のワクチンを接種した人にも腕の痛みを訴える人が多いといい、1回目が63.6%、2回目が66.5%だった。

 同じ調査ではこのほか、モデルナ製は2回目を接種した後に悪寒を感じる人が多く、ファイザー製が22.7%であるのに対して40%だったというデータもある。

 こう聞くと、モデルナ製ワクチンの接種が怖くなってしまうかもしれないが、米国の識者は「副作用は一時的だし痛ければ鎮痛剤などを飲めばいい。でもウイルスに感染したら死に至る可能性があるので接種は受けてほしい」と口をそろえる。

 副作用は65歳以上よりも65歳未満の方が生じやすいというデータもある。理由は明らかになっていないが、免疫システムの機能が年齢を重ねるごとに低下するからではないかと考えられている。

 米メディアの報道を見ると、副作用の抑制には下記のことに気をつけるといいようだ。

  • 接種日の前夜や接種後のお酒を控える
  • 通常、飲んでいる薬はきちんと飲む
  • 接種後は水をたくさん飲む
  • 注射を打った場所が腫れたら氷などで冷やす
  • 頭痛や発熱などがあれば市販の解熱剤や鎮痛剤を飲む(接種前はこの副作用が出た場合に備えて飲まない)

 ちなみに筆者も接種後はたくさんの水を飲んだ。結局、副作用は出たので効果があったかどうかは分からないが、飲まないよりはよかったように思う。

 モデルナ・アームも初めから知っていれば驚くこともないし対策も打てる。必要以上に怖がらずに接種に臨んでいただきたい。

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3/14、4/5ウェビナー開催 「中国、技術覇権の行方」(全2回シリーズ)

 米中対立が深刻化する一方で、中国は先端技術の獲得にあくなき執念を燃やしています。日経ビジネスLIVEでは中国のEVと半導体の動向を深掘りするため、2人の専門家を講師に招いたウェビナーシリーズ「中国、技術覇権の行方」(全2回)を開催します。

 3月14日(火)19時からの第1回のテーマは、「特許分析であぶり出す中国EV勢の脅威」です。知財ランドスケープCEOの山内明氏が登壇し、「特許分析であぶり出す中国EV勢の脅威」をテーマに講演いただきます。

 4月5日(水)19時からの第2回のテーマは、「深刻化する米中半導体対立、日本企業へのインパクト」です。講師は英調査会社英オムディア(インフォーマインテリジェンス)でシニアコンサルティングディレクターを務める南川明氏です。

 各ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■開催日:3月14日(火)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「特許分析であぶり出す中国EV勢の脅威」
■講師:知財ランドスケープCEO 山内明氏
■モデレーター:日経ビジネス記者 薬文江

■第2回開催日:4月5日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「深刻化する米中半導体対立、日本企業へのインパクト」
■講師:英オムディア(インフォーマインテリジェンス)、シニアコンサルティングディレクター 南川明氏
■モデレーター:日経ビジネス上海支局長 佐伯真也

■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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