MGは今、タイのEV市場をほぼ独占している。同国の陸運局によれば、8月末の段階で車両登録されているEV(2輪、3輪、バス、トラックを除く)は3400台程度だった。その8割以上のシェアをMGの2車種のEVが握っているとみられる。
HVやPHVに力を入れる日本勢
世界的な電動化の動きに呼応し、東南アジア各国は相次いで電動車の普及目標を掲げ始めた。中でも電動化に積極的なタイは、30年までにピックアップトラックを含む乗用車の販売台数の50%をEVや燃料電池車(FCV)にする目標を打ち出した。
とはいえ、電動化に積極的なタイですら年間販売台数に占めるEVの比率は足元で0.5%に満たない。EVが普及するタイミングはまだ先とみた日本メーカーは、EVよりも当面の需要が見込まれるハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の展開に力を入れてきた。
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