代表的な暗号資産(仮想通貨)、ビットコインの価格が1週間で30%以上下落した。大口ビットコイン保有者として知られる米テスラのビットコインに対するスタンスや、米国や中国の締め付け強化の動きが価格を乱高下させている。米国株市場にも影響を与えており、ビットコインが投資対象として一定の存在感を獲得している点が浮き彫りとなった。

 ビットコインの価格が乱高下している。半年前までは1ビットコイン2万ドルを下回る水準だったが、4月には6万3000ドルまで上昇した。その後も5万から5万5000ドルの間での推移が続いていたが、5月12日以降に急落。1週間で30%以上下落し、4万ドルを割り込んで終値ベースで3万7000ドルまで下がった。

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 引き金となったのは、米テスラのイーロン・マスク氏のツイートだった。今やSNS上で「マスク砲」と呼ばれるほど、マスク氏の発言はビットコイン相場に大きな影響を与える。なぜなら今年1月、テスラは余剰資金15億ドル(約1570億円)を使ってビットコインを購入。加えて同社製品の支払い手段にビットコインを使えるようにするとしたからだ。

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