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 株安に金利低下、ドル高、原油安――。世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスは、世界の金融市場に混乱をもたらしている。株式や債券など金融資産が総崩れしているため、利回りを稼げる運用先が見当たらない。380兆円もの運用資産を抱える「生保マネー」こと、生命保険会社の運用は、今後どうなるのだろうか。

(写真:PIXTA)

 現在、生保各社の2020年度の運用方針が出始めているが、その内容からは行き詰まりの状況が浮かび上がる。これまでも低金利、低成長の運用環境下を生き抜いてきたが「より深い景気後退に陥るリスクを想定している」と、第一生命保険の甲斐章文運用企画部長は語る。同社は今年度、リスクを抑える観点から株式の比率を下げ、国内債券の配分を厚くするとともに、不動産、インフラ投資といったオルタナティブ投資に注力する。

 日本生命保険も、社債中心に国内債券の比率を高くするほか、為替や金利などの動向を勘案しながら、為替ヘッジのない、オープン外債への投資を増やす。富国生命保険や大樹生命保険も、オープン外債の割合を増やしている。