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新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、政府は引き続き大規模イベントの中止や延期などを要請している。だが、1カ月近くにわたる休演続きで、演劇界では収入が断たれており、事業存続の観点から再開に踏み切るところも出ている。それを「無責任」という言葉で片付けられるのか。
(写真:PIXTA)

 新型コロナウイルスへの対応について、政府は専門家会議の提言を踏まえ、引き続き、大規模イベントの中止、延期、規模縮小などの検討を要請している。自粛要請自体に強制力はなく、イベントを中止するかどうかの最終判断は主催者に委ねられるが、判断を巡り主催者の対応は分かれており、中には二転三転するものも目立つ。

 当初は3月19日の専門家会議の後、再開する動きが出ていた。宝塚歌劇団は22日から東京・有楽町の東京宝塚劇場で公演を再開。兵庫県の宝塚大劇場でも27日からの再開を予定していた。東宝系の劇場や大阪の梅田芸術劇場でも、足並みそろえる形で幕を開ける方向だった。

再開予定の宝塚も、一転して3月の公演を中止

 しかし、東宝系の帝国劇場で堂本光一氏が演出・主演するミュージカル「Endless SHOCK」が、開演7時間前に20日当日の中止を決定。その後3月いっぱいの公演すべてが取りやめとなった。そして25日に宝塚歌劇団も一転して3月中の公演を中止すると発表。4月以降も中止期間は感染状況などで変更となる可能性があるという。