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中山玲子のパナソニックウオッチ

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パナソニック、遅れる改革の象徴 テレビに再びメス
パナソニックがテレビ事業を巡り、中国大手のTCLに生産委託することで同社と交渉している。不振事業の改革がなかなか進まないパナソニックの象徴と言える分野に、再びメスを入れる。自社生産するのは稼げる上位機種だけにして、遅れた…
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買収は「苦手」でも パナソニック、避けられぬ成長への一歩
パナソニックが米ソフト会社、ブルーヨンダーの買収を検討していることが分かった。過去の経験からパナソニックには買収に苦手意識がある。業績が伸び悩むなかで買収を成長につなげられるだろうか。
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通期上方修正のパナソニック、求められる「モグラ」の見極め力
パナソニックが2021年3月期通期の業績見通しを上方修正した。家電の販売が堅調で、車載機器の需要が想定よりも早く回復した。ただし、売上高・利益ともに前年の水準は下回る。持続的な成長に転じるためにも、かつて津賀一宏社長が「…
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競合ひしめく自動配送ロボ パナソニックは存在感を発揮できるか
パナソニックは2021年2~3月に、神奈川県藤沢市のスマートシティー「フジサワ サスティナブル スマートタウン(藤沢SST)」で自動配送ロボットの実証実験を始める。12月9日、ロボットが自動運転で住宅街を走る様子を報道陣…
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パナソニックの持ち株会社制移行、探し求めた「解」か恒例行事か
2022年4月にカンパニー制から持ち株会社制に移行することを決めたパナソニック。就任から8年が経過した津賀一宏社長は、領域が多岐にわたって35もある事業を効率よく管理するための最適な組織の形を探し求めてきた。社長交代と同…
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パナソニック社長交代、異例の早期内定は長期改革への序章
パナソニックは11月13日、2021年6月24日付で津賀一宏社長が代表権のない会長に退き、楠見雄規常務執行役員が社長に昇格する人事を発表した。同社の社長人事が内定するのは通例なら2月下旬。交代まで半年以上を残すタイミング…
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車載事業で攻めに転じたパナソニック、テスラへの期待と不安
パナソニックが10月29日に開いた2020年4~9月期決算説明会では車載事業に関する前向きの発言が目立った。テスラ向け電池への期待と失望を繰り返してきた車載事業は、全社の業績をけん引する存在になれるのだろうか。
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パナ、8年前と変わった方針 企業スポーツは「ビジネス」の時代に
パナソニックは9月29日、スポーツ関連事業を強化すると発表した。10月1日付で、アナリスト出身の片山栄一常務執行役員CSO(最高戦略責任者)を担当役員とするスポーツマネジメント推進室を発足。プロサッカーJリーグ1部(J1…
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パナソニック「アップデートできる家電に活路」
新型コロナウイルスの影響を受け、2020年4~6月期決算で9年ぶりに最終赤字になったパナソニック。5つある社内カンパニーの中で比較的影響が少なかったのが家電を手掛けるアプライアンス社だ。今後の家電のあり方、量販店との関係…
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元グーグル幹部が注目の配線器具、パナソニックの「花形」になるか
パナソニックが照明器具をスマホから操作可能にする配線器具を9月14日に発表した。同社の配線器具事業は国内トップシェアで営業利益率も10%を上回る、知られざる優良事業。パナソニックが中期経営計画で基幹事業の一つと位置付けた…
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ミラーレスカメラ元祖のパナ、フルサイズ機で巻き返しの難路
パナソニックがミラーレスカメラの新機種を発表した。「フルサイズ」と呼ぶ大型の画像センサーを搭載するモデルを拡充した。レンズ交換式カメラを小型・軽量にできるミラーレス構造のカメラをパナソニックが初めて商品化してから12年。…
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テスラの車載電池新工場、9年ぶり赤字で増すパナソニックの迷い
パナソニックは7月30日に2020年4~6月期の決算会見を開き、9年ぶりの最終赤字になったと発表した。厳しい業績の中、車載電池のパートナーである米テスラからは新工場での生産への参画を求められている。新型コロナウイルスの影…
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顔認証+検温、パナソニックが見いだす新常態の商機
パナソニックが新常態での需要を取り込むため、新組織を発足させた。顔認証システムなど非接触サービスを中心に手掛ける事業で、5年後に売上高の倍増を目指す。各社の開発競争が加速しそうなだけに、スピーディーな対応が勝敗を分けそう…