2022年4月の持ち株会社移行を見据え、パナソニックが新体制人事を発表した。「パナソニックホールディングス」の傘下に8つの事業会社がぶら下がる。白物家電などを手掛ける事業会社で連結売上高の6割程度を稼ぐ、新「パナソニック」のトップには品田正弘専務執行役員を当てる。津賀一宏氏の後任候補にもなっていた品田氏の人物像とは。

 パナソニックは7月29日、22年4月からの新体制を見据えた人事を発表した。楠見雄規社長が率いる「パナソニックホールディングス」の傘下に、8つの事業会社がぶら下がる。パナソニックの名称は、白物家電や電設事業、成長著しい中国事業などを統合した事業会社が受け継ぐ。新「パナソニック」の売上高は、8事業会社の中で最大の4兆円規模になると見込まれる。そのトップに就く予定なのが品田正弘専務執行役員だ。

<span class="fontBold">品田正弘(しなだ・まさひろ)</span><br>1965年、千葉県生まれ。88年早稲田大商卒、松下電器産業(現パナソニック)入社。2017年に執行役員、19年常務執行役員兼アプライアンス社社長。21年専務執行役員。22年4月に新「パナソニック」社長に就任予定(写真:菅野勝男)
品田正弘(しなだ・まさひろ)
1965年、千葉県生まれ。88年早稲田大商卒、松下電器産業(現パナソニック)入社。2017年に執行役員、19年常務執行役員兼アプライアンス社社長。21年専務執行役員。22年4月に新「パナソニック」社長に就任予定(写真:菅野勝男)

 品田氏は楠見氏と共に、パナソニックを9年間率いた津賀一宏前社長の後任候補に挙がっていた人物だ。楠見氏より1学年下の55歳だが、学部卒の品田氏は入社が1年早い。技術者出身で理論派の楠見氏とは対照的に、文系で営業畑を主に歩んできた。「敵を作らない温厚な人柄」(社員)で、調整力にも定評がある。

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