パナソニックは5月27日、楠見雄規CEOによる経営方針説明会を開いた。オンラインで開かれた会見では、津賀一宏社長が画面に映らない角度から楠見氏の様子を「参観」していた。そうした影響もあったのか、会見は津賀路線の踏襲を思わせる内容になった。

 「津賀さんがまさに私の前におられますので、どう答えようかと思っているところです」

 5月27日にパナソニックが開いたオンラインでの経営方針説明会。6月24日付で社長になる楠見雄規CEO(最高経営責任者)は、約20分の質疑応答で2度もこの言葉を口にした。画面に映らない角度で、津賀一宏社長が後任の「所信表明」を見守っていたようだ。

 説明会で楠見氏が強調したのは環境問題への取り組みだ。自社工場での再生可能エネルギーの利活用を加速し、事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出を2030年までに実質ゼロにして「カーボンニュートラル」を実現する。71億ドル(約7700億円)で年内に買収する米ブルーヨンダーの需要予測技術なども用い、サプライチェーンを効率化して環境負荷を減らすという。

パナソニックの楠見雄規CEOは5月27日のオンライン会見で「今後2年間は、全ての事業部で攻める領域を定め、競争力を集中させる」と語った

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