新型コロナウイルスの感染拡大の影響を真っ先に受けた中国。1月23日の武漢市封鎖など全土で厳格な移動制限を敷いたが、2月末には「復工復産」のスローガンの下で経済活動の再開に乗り出した。

 ウイルスが世界中にまん延し、国をまたいだ人やモノの移動に制限がかかっている今、中国経済最大のテーマとなっているのが内需のテコ入れだ。中国では新型コロナウイルスでどのような消費傾向の変化があったのか。中国EC(電子商取引)大手、京東集団の凌晨凱副総裁に聞いた。

新型コロナウイルスの流行は中国の消費者の心理やニーズにどのような変化を与えたのでしょうか。

凌晨凱・京東副総裁(以下、凌氏):新型コロナウイルスの流行は消費者の消費習慣に影響を及ぼし、オンライン小売りのシェアが拡大した。京東は強力なサプライチェーンと自社構築の物流システムによってこの8年間、春節(旧正月)期間中にも商品を配送してきた。こうした取り組みが、新型コロナの感染拡大期においても、生活用品や医療用品といった消耗品の安全かつタイムリーな配送を保証することにつながった。

京東集団の凌晨凱副総裁

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