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日の丸電機サバイバル

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「ソニー」引き継ぐ祖業のエレキ、再成長のカギは
ソニーは8月25日、エレクトロニクス事業の説明会を開催。来年4月に「ソニー」の社名を引き継ぎ、再成長を急ぐ。かつてのようなヒット商品を生み出すことはできるのか。
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コスト削減に磨きをかけた東芝、成長の芽はどこに
東芝が12日に発表した2020年4~6月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が126億円の赤字(前年同期は78億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境となったが、経営幹部は「中期経営計画の進捗は…
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ソニー、「大黒柱」の半導体事業を揺るがす3つの変化
ソニーは8月4日、2021年3月期の連結営業利益が前期比27%減になる見通しだと発表した。5月時点の見立てと変わらないが、「大黒柱」といえる存在に成長した半導体事業が想定よりも落ち込むもようだ。スマートフォン向け画像セン…
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日本で走った「ソニーのEV」、安全性の真価は見えず
ソニーは27日、自社開発のEV(電気自動車)「VISION-S」を東京・品川のソニー本社で報道陣に公開した。今年1月に米ラスベガスで開催されたデジタル見本市「CES」で発表したもので、国内では今回が初披露となる。エンター…
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働き方改革てんこ盛りの富士通、定期代廃止にオフィス面積半減
富士通は7月6日、コロナ後の「ニューノーマル(新常態)」に向けた働き方改革の取り組みを発表した。オフィス面積5割減に定期代支給廃止、テレワーク手当やジョブ型雇用の導入とてんこ盛りの内容。もっとも、掛け声倒れになれば単なる…
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JDI、ヘルスケア参入も「いつか来た道」の懸念
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が6月30日、ヘルスケア関連事業への参入を発表した。センサーに加えて、ヒトゲノム解析などのサービス展開も視野に入れる。サービスを志向しながら立ち消えになった「いつか来た道」をたど…
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東芝がキオクシア株売却へ、残る上場後の不安
東芝が4割を出資する半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス株を売却する方針を発表した。キオクシアの上場後に段階的に売却し、売却益から税金などを差し引いた金額の過半を株主に還元する考え。もっとも、キオクシアの成長性…
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オープンイノベーションは難しい、それでも止めぬ三菱電機
三菱電機がスタートアップとのオープンイノベーションを加速している。2017年からの3年間で50の案件を実施。6月1日の経営方針説明会ではスタートアップとの協業も成長戦略に盛り込んだ。もっとも実用化はまだだけに、目に見える…
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コロナ禍でもCVC設立のエプソン、小川新社長の危機感
新型コロナウイルスの感染拡大で冷え込んだスタートアップへの投資。そんな中、4月1日にコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)を新たに始動させたのがセイコーエプソンだ。同日付で経営トップに就任し、CVCの代表も務める…
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コロナが好業績に水をさしたソニー、今期のカギ握るPS5
ソニーが13日に発表した2020年3月期連結決算は営業利益が前の期比5%減だった。新型コロナウイルスの影響による工場の稼働停止や映画の制作遅延などのリスクもはらむ今期。年末に投入予定の新型ゲーム機が順調に立ち上がるかが業…
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新型iPhoneに液晶供給も、「日の丸」2社が陥る消耗戦
米アップルが発表した「iPhone SE」の液晶パネルを供給するのがシャープとジャパンディスプレイの「日の丸」2社。今後も2社のつばぜり合いが続きそうだが、アップルは有機ELの採用を加速。消耗戦に陥りつつある。
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東京五輪延期の影響は村田製作所にも? 次期社長に聞く
村田製作所は、6月下旬に中島規巨・代表取締役専務執行役員を社長に昇格させる人事を発表した。中島氏の社長就任で、創業家の出身者以外が社長になるのは初となる。新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪の開催延期が決まるなど、多難…
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村田製作所、創業家以外から初の社長の“必然”
村田製作所が13年ぶりの社長交代を発表した。新社長に就くのは、中島規巨・代表取締役専務執行役員。創業家の出身者以外の社長は中島氏が初めてだ。だが、社内外で驚きの声は少ない。中島氏がトップになる“必然”があった。