「画質・音質ともにトップレベル。フラッグシップモデルという位置づけで販売したい」

シャープが発表した「ミニLED」搭載の液晶テレビ「AQUOS XLED」
シャープが発表した「ミニLED」搭載の液晶テレビ「AQUOS XLED」

 10月26日にシャープが開催したテレビの新商品発表会。スマートディスプレイシステム事業本部長を務める喜多村和洋執行役員は、新技術を導入した「AQUOS XLED」についてこう意気込んだ。

「ミニLED」を初搭載

 発表したAQUOS XLEDは、「ミニLED」と呼ばれるバックライトを搭載するのが特徴だ。液晶パネルの背面に並べるLED(発光ダイオード)のサイズをこれまでの10分の1に小型化したもので、65型の4Kモデルでは従来の約72倍のLEDを搭載する。映像に応じてLEDの点灯を細かく制御する独自技術でコントラストなどの表示性能を向上させた。ピーク時の輝度も3倍に高まるという。

 液晶パネルには「量子ドット」と呼ぶ電子材料を搭載。バックライトの光波長を調整し、赤・緑・青の3色の光の純度を向上させる。スピーカーシステムも刷新し、表示画面の下部に加えて上部や左右にもスピーカーを配置して臨場感を高めたという。

 投入するのは8Kモデルが65/75/85型、4Kモデルが55/65型の5機種で、12月10日から順次発売する。価格はオープンだが、4Kモデルの55型品で36万3000円前後を見込む。

 ミニLEDは韓国サムスン電子など韓国や中国の大手が既に実用化しているが、国内での製品化は初となる。アジアの大手企業に若干の後れを取ったものの、シャープは「国内初」投入を果たした格好だ。同社スマートディスプレイシステム事業本部で8K推進部長を務める上杉俊介氏も他社との差異化ポイントについて「以前からLEDの点灯制御は手掛けてきた。長年の蓄積が生きる」と語る。

 「液晶のシャープ」をアピールしたかに見える今回の新商品発表会。だが、会見からは、ある変化が見て取れる。

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