東芝への買収提案を巡り、官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)の迷走が続いている。自重を求める国の意向を無視し、東芝が他社の傘下に入ることになるかもしれないM&A(合併・買収)を画策。強引に実現させようとしていたことが分かった。

 東芝は現在、自社に対する買収を含めて、再編案を選ぶプロセスを進めている。JICを含めた国内外のファンド4陣営を残した「第2次フェーズ」に入っており、それぞれが今後、買収金額の算定内容など最終案を示す。

 そのタイミングを目がけ、JIC傘下でプライベート・エクイティ(PE)投資を担うJICキャピタルは、資金力を増強しようといくつかの国内大手企業に接触していた。

 複数の関係者によると、その内容は大まかに以下のようなものだった。

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