東芝が株式の非公開化を含めた企業価値向上策を検討し、投資家やスポンサー候補から提案を募っている。多くの外資系投資ファンドが意欲を示す中、波紋を広げている件がある。米投資ファンドKKR傘下の自動車部品大手マレリホールディングスが経営不振に陥ったことだ。
「再生計画や支援企業をきちんと示し、債権者の理解を得たい」。マレリは私的整理の一つである、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)を3月に申請し、復活を目指している。負債総額は1兆円規模に上り、取引金融機関26行から数千億円にのぼる巨額の債権放棄額について納得してもらうのは容易ではない。
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