中外製薬の快進撃が止まらない。7月27日に発表した2020年12月期上期の業績によると、売上収益は前年同期比14.9%増の3681億円、営業利益は同38.8%増の1437億円と、コロナ禍にもかかわらず大幅な増収増益を達成した。いずれも上期の成績としては過去最高だ。

 国内売上高は主力製品の薬価の引き下げや、特許切れの影響から前年同期比2.6%減の2046億円となったが、海外売上高が39.5%増の1010億円となった。スイスのロシュなどが中外製品を販売することに伴うロイヤルティーおよびプロフィットシェア収入が77.2%増えて535億円となった。2001年にロシュと戦略的アライアンスを結んで以来目指してきた、ロシュの販売網を使って中外製品を世界中で売りまくるというビジネスモデルが収穫期を迎えた。

ロシュとの戦略提携の成果も明確になっている(写真:ロイター=共同)

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