塩野義製薬は7月19日、東京大発ベンチャーのHanaVax(ハナバックス、東京・中央、石丸瑞洋社長)と新型コロナウイルス感染症(COVID-19 )向けワクチンの開発でライセンス契約を締結したと発表した。

 HanaVaxは鼻腔(びくう)に投与するタイプのワクチンの基盤技術を有するベンチャーだ。注射で投与する通常タイプのコロナワクチンの開発を進めている塩野義が、HanaVaxと提携した意義は何なのか。

現在のコロナワクチンは筋肉注射で投与するが、経鼻ワクチンなら、注射器も打ち手も必要なくなる
現在のコロナワクチンは筋肉注射で投与するが、経鼻ワクチンなら、注射器も打ち手も必要なくなる

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