アステラス製薬は5月26日、2021年度から25年度の「経営計画2021」を発表し、説明会を開催した。安川健司社長CEOは、「新しいビジネスモデルを模索する段階は脱した。『フォーカスエリア戦略』を確実に実行することで持続的成長を実現し、結果として25年度には株式時価総額7兆円を超える会社にできる」と説明した。アステラスの時価総額は現在約3.1兆円なので、倍増を狙う野心的な計画だ。

アステラスの安川健司社長CEO。「新しいビジネスモデルを模索する段階は脱した」と話した
アステラスの安川健司社長CEO。「新しいビジネスモデルを模索する段階は脱した」と話した

 アステラスの経営陣の中に恐らく、「株式市場で実力を正しく評価してもらえていない」という思いがあるのだろう。実際、例えば5月21日終値ベースで国内製薬企業の株式時価総額を調べると、トップは中外製薬の約7兆円、2位の武田薬品工業が約6兆円、3位の第一三共が約5.1兆円で、アステラスは大きく水をあけられていると言わざるを得ない。

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