大阪の場合は、医療の逼迫、つまり一般診療への支障が出ているからです。新たな感染者数は増えてはいますが、感染拡大のスピードは鈍化しているように見えます。もちろんまだ何があるか分かりませんが、まん延防止等重点措置で飲食店などの営業時間の短縮を行ってきた効果が出ているのかもしれません。まだ感染者数は増えてはいますが、近くピークアウトする可能性があります。

 ただ、大阪の問題は、感染者が今日、何人増えたということではないのです。大阪の問題の核心は、もう医療の逼迫が起きてしまっているということなのです。仮に新規の感染はピークアウトしたとしても、重症者はしばらく増え続け、医療への負荷はどんどん大きくなっていきます。これが問題なのです。

 だから、既に医療が逼迫してしまっているこの状況を、どうやって抑えるか。逼迫からどうやって早く脱するか。これに尽きるのです。これが大阪の本質です。

 一方で、東京の本質は何かというと、感染の拡大のスピードがこちらは徐々に上がっているのです。この6週間ぐらいずっとです。このままいくと、もう1カ月もたたないうちに大阪のようになってしまう可能性があると考えられる。ここがポイントなんです。大阪とは違いますよね。

 このままだと東京も大阪のようになってしまう。医療が逼迫してから緊急事態宣言を出しても遅い。そこをよく考えていただきたいということです。