がんに結合したタイミングでレーザー光を照射してがん細胞を破壊する「光免疫療法薬」を開発した米楽天メディカル。第1弾の製品は、日本で2020年9月に条件付き早期承認制度を利用して承認を取得し、グローバルでは米国や台湾などを含む第3相の大規模比較試験を実施中だが、続く候補品の開発にも余念がない。

JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスで講演した楽天メディカルの三木谷浩史・共同最高経営責任者(Co-CEO)
JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスで講演した楽天メディカルの三木谷浩史・共同最高経営責任者(Co-CEO)

 23年1月9~12日に米サンフランシスコで開催されたJPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス。世界中から製薬企業やバイオベンチャー、投資家などを集めて開催される毎年恒例の国際会議で講演を行った楽天メディカルの三木谷浩史・共同最高経営責任者(Co-CEO)は、その中で同社が近く臨床試験を開始しようとしている第3の候補品を紹介した。

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