Focus 20
クルマ大転換 CASE時代の新秩序

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キャンピングカーを休憩所に スタートアップ×トヨタが医療支援
モビリティー系スタートアップ企業による医療支援が活発になっている。フードトラック事業を手掛けるMellow(メロウ、東京・千代田)は医療従事者向けに食事を提供するほか、車中泊事業を運営するCarstay(カーステイ、東京…
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急回復、中国の自動車市場は本物か 補助金・規制緩和がカンフル剤
中国乗用車協会(CPCA)は11日、4月の乗用車の販売が前年同月比5.6%減の143万台だったと発表した。3月は同約4割減から急回復した。新型コロナウイルスの拡大により自動車販売の落ち込みが世界で懸念されるなか、世界最大…
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デンソー、品質費用2200億円 トヨタ系再編に「巨大化リスク」
デンソーが4月30日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前年同期比73%減の681億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国や米国、欧州などで工場の操業度が低下したことが430億円の減益要因になったこ…
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タクシーで出前OKに 新型コロナが変える乗り物ルール
国土交通省は、タクシーによる貨物配送を認める特例措置を開始した。これにより、全国のタクシー事業者は飲食店の料理を各家庭へ配送できるようになる。新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込むタクシー業界と、ニーズの急増する宅配サ…
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中国BYDと提携の日野自動車、狙うはEV電池
商用車大手の日野自動車が中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)と商用EVの開発で提携した。18年に独フォルクスワーゲンの子会社とEVの開発で提携をしていたが、今回のBYDとの協業の狙いは本格的なEVトラックの商用…
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トヨタ、医療現場支援へ 望まれる「野戦病院」実現
トヨタ自動車がグループ総動員での新型コロナウイルス対策を加速させる。医療用の防護マスク(フェイスシールド)を生産するほか、感染者の移送にはタクシー車両を用意、病院向けに簡易ベッド台や仕切り壁も提供する。感染者の爆発的な増…
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車各社、見えぬ「二番底」 米国販売4割減に全社工場休止
自動車業界に新型コロナウイルスの波が直撃している。4月1日に日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)では、景況感を示す業況判断指数(DI)で自動車はマイナス17。リーマン・ショック後の09年3月に記録したマイナス…
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トヨタが選んだNTT スマートシティーの「大動脈」に
トヨタ自動車とNTTは24日、資本業務提携すると発表した。それぞれが2000億円を出資し合い、今後の成長分野と見据えるまちづくり事業などで連携する。トヨタが2021年から建設するコネクテッドシティーで両社の技術を融合し、…
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トヨタ春闘、7年ぶり「ベアゼロ」でも崩れる横並び昇給
3月11日、2020年の春季労使交渉で、主要各社が基本給を底上げするベースアップ(ベア)や一時金などを一斉に回答した。トヨタ自動車はベアを見送ると回答。「ベアゼロ」なのは7年ぶりとなる。
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EVスタートアップの明暗分けた、「日本を出る勇気」
2010年代、日本でも数多く旗揚げされた電気自動車(EV)スタートアップ。だが、大手メーカーがひしめく自動車産業の中で成功を収めた企業は数少ない。日本発のEVメーカーとして道を切り開くには、日本を飛び出す勇気も求められる…
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「章男のホビー」から始まったトヨタのつながる車
自動車業界に変革の嵐が吹き付ける中、日本勢でただ1社、気を吐くトヨタ自動車。地道に磨いてきた自動車の製造能力もトップクラスだが、「CASE」を中心とする次世代に向けた秘密兵器も温めている。それが2015年前後から本格的に…
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炭素繊維に好機 素材会社がティア1になる日
100年に1度の大変革期といわれる「CASE」時代を好機と捉えているのが、日本の素材・化学各社だ。EV(電気自動車)の航続距離を伸ばすには、強度を保ち軽量化できる革新的な素材が欠かせない。そこで強みを発揮するのが、日本が…
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「次のテスラ」有力候補 米ルーシッドの知られざる実力
米国では今、「ポスト・テスラ」を狙うEV(電気自動車)スタートアップが相次いで勃興している。その有力候補の1社、ルーシッド・モーターズ(Lucid Motors)がカリフォルニア州に持つ拠点を訪ねた。米フェイスブックが本…
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ソニー、aiboの次は「走るスマホ」と「本気のEV」
車内をエンタメ空間に変える「走るスマホ」に、CESで披露して世界を驚かせたEV。ソニーがクルマ造りに本気になっている。移動中の体験の楽しさはソニーの成功体験にもつながる。スマホでは劣勢のソニー。モビリティで強みを発揮でき…