世界向けに販売する初の電気自動車(EV)「ソルテラ」を11月11日に発表したSUBARU(スバル)。トヨタ自動車と共同開発した車両で、トヨタのEV「bZ4X」と兄弟車に当たる。基本的な仕様はほとんど同じで、近年のスバル車を代表する機能である安全運転支援システムは非搭載だった。

「共同開発の時間軸の中で、やり切るのに時間が足りなかった」
スバルが世界向けに発売する初のEV「ソルテラ」の発表会で、近年のスバル車の代表的な機能である先進運転支援システム(ADAS)「アイサイト」が非搭載になった理由を問われた開発責任者の小野大輔氏はこう語った。車両全体を制御する電子プラットフォームと、アイサイトの通信系統のつなぎ合わせが間に合わなかったという。
アイサイトの代わりにソルテラに搭載したのはトヨタのADASだ。その結果、ソルテラとその兄弟車であるトヨタの「bZ4X」は、カタログ上のスペックはほとんど変わらないものとなった。外観や内外装、“乗り味”に影響する走りのセッティングなどに違いがあるとスバルは説明するが、一般の消費者にとって目立つ違いはほとんどない。
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