全1492文字
補助金を活用し1万ユーロ(約123万円)前後での販売を計画する、ダチアの小型EV「スプリング」

 フランスの自動車大手ルノーは、2021年に傘下ブランドの「ダチア」が欧州市場に低価格帯の電気自動車(EV)、「ダチア・スプリング・エレクトリック」を導入すると発表した。欧州メディアによると価格は1万5000ユーロ(約190万円)程度となる見通し。購入補助金などを差し引くと、1万ユーロ(約123万円)前後で購入することが可能になる。

 現在、欧州市場で販売されている普及価格帯の小型EVは、独フォルクスワーゲン(VW)の「ID.3」(約370万円から)、ルノーの「ゾエ」(約400万円から)など補助金適用前の価格で400万円前後が平均的。ホンダの「Honda e」も350万円からだ。これらの半額程度となるスプリングはバッテリー容量が26.8kWhと小さく航続距離も225km(WLTPモード)と短めだが、「欧州最安モデル」として主に街乗り用に使う小型EVマーケットに一石を投じる存在になりそうだ。

 ルノーがこのタイミングで低価格帯モデルを実現させた背景には、中国市場で先行するEV価格競争の存在がある。