トヨタ自動車の小型ミニバン「シエンタ」。ここのところ事実上唯一のライバルであるホンダ「フリード」の後じんを拝しており、7年ぶりの全面改良で巻き返しを期す。ミニバン市場は多目的スポーツ車(SUV)に押されて縮小傾向にあるが、新型シエンタの登場によってミニバン市場が息を吹き返す可能性もある。

 トヨタ自動車は、小型ミニバン「シエンタ」を約7年ぶりに全面改良した。小型乗用車の「5ナンバー」サイズはそのままに従来よりも車内空間を広くした。子育て世代の取り込みを狙い、月8300台の販売を目指す。

約7年ぶりに全面改良したシエンタ。成人男性が頭を下げずに乗り込めるようにするなど車内空間を広くした
約7年ぶりに全面改良したシエンタ。成人男性が頭を下げずに乗り込めるようにするなど車内空間を広くした

 トヨタは2003年に初代シエンタを発売し、ファミリー層を中心に支持を得てきた。今回の新モデルは3代目となる。車体の幅、長さは従来型と変えず、車内空間が広くなるような工夫を凝らした。

 車体の角を取った「シカクマル」シルエットでコンパクトな見た目と扱いやすさを実現。スライドドアの開口部を先代に比べて高さ方向に6センチメートル広げたことで、一般的な成人男性が頭を下げずに乗り込めるようにした。さらに室内高や座席間の幅を広げ、子供が立って着替えられたり、買い物カゴをそのまま置いたりできるようにした。

 最新の安全装備も搭載。ブレーキやペダルの踏み間違いを防ぐ装置などを装備した。2種類のセンサーで前方の認識性能を高めたことで、直進時や交差点で対向車・歩行者を検知して衝突を回避する機能を向上させた。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

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