「業界初の360度撮影機能」「いつでも通報可能」――。MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険がこんな売り文句で2022年1月に始める自動車保険「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」。特約料金を支払った契約者に自動車の走行状況などを記録する通信型ドライブレコーダーを貸し出し、事故の防止や事故後の適切な対応につなげるサービスに、新たなラインアップを追加した。車両の後方や側方の様子も記録できるようにしたほか、事故発生時などにドライブレコーダー本体を自動車から取り外して安全な場所から通話できるようにした。

 三井住友海上はドライブレコーダーを貸し出す「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」を19年1月に開始。ドライブレコーダーが一定以上の衝撃を検知した際の自動通報や、事故時の映像の送信、車線逸脱や逆走など事故につながる恐れがある運転状況の警告といった機能を提供してきた。21年3月期には22万件超の契約を獲得したという。新サービスは、貸し出すドライブレコーダーを刷新して、利用できる機能を拡張したものだ。

 この保険の提供を一貫して支えるのが、カーナビ大手のJVCケンウッドだ。三井住友海上の要望に合わせたドライブレコーダーを開発・提供している。三井住友海上のほか、同じMS&ADグループのあいおいニッセイ同和損保にもドライブレコーダーを供給している。

三井住友海上の「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」向けにJVCケンウッドが提供するドライブレコーダー
三井住友海上の「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」向けにJVCケンウッドが提供するドライブレコーダー

見つけた鉱脈、成長の柱に

 「通信型ドライブレコーダーを活用したデータサービス事業を創出する」。江口祥一郎社長が5月に発表した3年間の中期経営計画「VISION2023」で、JVCケンウッドはこう宣言した。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1739文字 / 全文2441文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「クルマ大転換 CASE時代の新秩序」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

【無料ウェビナーのご案内】
ZOZO NEXT 金山CEO、
フューチャリスト尾原氏ら登壇!

次世代DX経営と若手人材創出を徹底議論

■テーマ
次世代DX経営が企業競争力を決める ~若手リーダーの創出が企業成長のカギ~

■開催概要
日時:2021年12月13日(月)~14日(火)、合計4セッション
講師:ZOZO NEXT 金山裕樹・代表取締役CEO、フューチャリスト 尾原和啓氏ほか

■パートナー
インテル

■受講料
無料、事前登録制(先着順)

>>詳細・申し込みは以下の記事をご覧ください。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00396/112600001/