「1週間で7万台の予約が入った」。2030年までに世界の自動車販売の40%を電気自動車(EV)にするとの目標を5月26日(米国時間)に表明した米フォード・モーター。その手応えを示す根拠として明らかにしたのが、19日に発表したピックアップトラック型のEV「F-150ライトニング」の予約台数だ。
F-150ライトニングは、「全米一売れるクルマ」ともいわれるピックアップトラック「F-150」のEV版だ。車体が大きく重いピックアップトラックを電動化するフォードの本気ぶりは、米国の自動車市場の激変を象徴している。

F-150ライトニングの希望小売価格は3万9974ドル(約435万円)から。航続距離は230マイル(約370km)で、大型バッテリーを搭載した場合は300マイル(約482km)の走行ができる。発売は22年春の予定だ。
フォードのビル・フォード会長は「(F-150を含むピックアップトラックの)Fシリーズは44年間にわたり米国で最も売れているトラックだ。米国全土の労働のバックボーンであり、複数世代の顧客から信頼を集めるアイコンだ。それを新しい世代のために大きく変革させている」とコメントした。
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